酵母までこだわる店主がつくるカレーパン！　

「パンドウィッチ」は新石切駅から旧外環状線沿いに徒歩5分。焼きたてのいい香りに誘われて店内へ入ると、バラエティ豊かなパンが出迎えてくれた。店主の兼久さんは毎日50〜60種類を作っている。

兼久さんは「自分の作りたいものを作りたかった」と、17年前から同店を営む。こだわりは、自家製酵母を使ったパン。「酵母を育てるのが楽しいから」と兼久さんは笑う。健康志向な「ライ麦パン」や、外はパリッ、中はしっとりのハード系の「ロデヴ」など、酵母を使った商品が並ぶ。7月にできたばかりのイートインコーナーには、購入した商品を温めることができるトースターや無料提供のコーヒーもある。

同店のカレーパンは「スパイシーカレー」(168円)だ。生地の粗いパン粉を使うことでサクサクに。ほんのりと甘みがあり、フィリングによくマッチする。フィリングにもこだわっている。飴色になるまで炒めた玉ねぎとチャツネを入れ、スパイシーなのに甘みがあり誰でも食べやすい。油にもこだわりが。「岡村製油」の綿実油を使うことでカラッと揚がり、サクサクの食感になる。棚に並んでいると手が伸びるカレーパン。兼久さんは「手間はかかるが魅力的な商品です」と言う。

酵母、油、焼き加減まで。パンドウィッチでは手間暇惜しまずに作ったパンに出会える。